宙組『銀ちゃんの恋』

☆全国ツアー公演 宙組『銀ちゃんの恋』

花組『銀ちゃんの恋』…過去の私のブログをみてみると、１回しか観劇していませんでした。
（意外でした。）
自分の中では複数回観た感じがあったんですけれどね・・・
まっ、ＣＳ＆ＤＶＤを合わすと2ケタ見てるかな！←これ、本当。

とにかく銀ちゃんが大好きで・・・・
花組の『銀ちゃんの恋』が大好きで・・・。

再演を知った時はうれしかったけれど、全国ツアーだということと・宙組で再演するということ、、
その2点が少々不安でした。



ユウヒ君の銀ちゃんは、さらに進化していました。
トップという立場になったからか そのスターオーラが銀ちゃんとピッタリ！
お芝居にメリハリがあり、特に後半は
ただただ舞台上に存在するだけでも銀ちゃんの心情がビシビシ伝わってきました。
やや滑舌に難あり初見の方には？？？のセリフがあったかもしれません（汗）。
（マイクの調子もあまりよくなかったし、ちょっと残念でした。）
しかし、この銀ちゃんをあの『カサブランカ』のリックや『トラファルガー』のネルソンと
同じ人が演じているとは・・・・恐るべし、ユウヒ様。。。
ＤＣ公演だったら・・・もっと観に通っていたかもしれません。
最後のフィナーレも違和感なく堂々と…
いつのまにか真ん中が自然に似合うようになりましたねぇ・・・。
デュエットダンスのボサノバのお歌♪私のまわりでは賛否両論ですが、
（だって最初 何語で歌ってるか？？？だった）
アダールト（？）なユウヒワールドってことで私は〇にしておきます
銀ちゃんは２年経っても 本当に愛すべきキャラでした。


すみかちゃんの小夏っちゃんも進化進化！！
初演時は映画の女優さん（松坂慶子）のセリフのいい方に似ているなぁ・・って
思ったのですが、今回はすみかちゃんの小夏っちゃんになっていて余裕すら感じられました。
上手いですね、すみかちゃん。
ゆうひ君とはもちろん、ヤス役の北翔さんとも息ピッタリも熱演でした。

ヤスのみっちゃん。
みっちゃんならやってくれる（上から目線でゴメンナサイ）と思っていた通り、
また あらためて みっちゃんの凄さを感じました。
最初はみつるくんの残像が私の中に残っていて 違和感もあったのですが、
お芝居が進むにつれてみっちゃんのヤスから目が離せなくなりました。
セリフも明瞭で 後半はもうハラハラするほど、迫真の演技！！
ヤスのソロでは涙がでました。
（ただ 歌うと美声の歌上手さんなので、ヤス？？？っていう感じもしました）
いいもの 見たって思いました（拍手）。

専務役のともちん。
どーしてしまったんだ！？ともちん・・・とツッコミたくなるよう怪演っぷり（笑）。
この設定どーよ！？と演出の石田先生にもツッコんでしまいそうになりましたが、
最後の見せ場（？）の専務は個人的に大好きなツボのひとつになりました（笑）。
大きなからだ全体を使ってのあのパンチ！！
手足が長いので、ド迫力～
なん絶妙な間で笑いを誘っています♪

橘のみーちゃん。
坂本さん役、かっこよくて はまってました。
ただ・・・なーんかもの足りない。銀ちゃんとのバランス？？
もっと がんがん キザッて 銀ちゃんにバーンとぶつかって欲しいかな？
橘の役って意外とむずかしいのかもね・・・。
（みーちゃん、好きなので進化を期待しておきます。）
ショーのみーちゃんは キラッキラと男前でした

銀ちゃんの子分。
ヤス以外の３人…トメ・マコト・ジミー。
この３人のキャラは楽しい♪
トメさん（風莉）はナチュラルおっちゃんキャラ。人の良さが滲み出てました。
つくった感じ、演じてる感じではなくて、ほんとにナチュラルなおっちゃんで・・・・
ボソっとしゃべる ひとことが上手くて笑えました。
マコトのカイちゃん、花組版よりもセリフが多い？って思えたのですが・・・
地味なキャラなのに要所要所、キラっと光っていました。
ジミーの愛ちゃん、可愛い声でした。
特長ある声なので、ある意味目立つし美味しい役。
まだまだ下級生なのに 馴染んでいてこれからが楽しみなジェンヌさんだとおもいました。

秘書のたらちゃんは、 弾けたキャラでカワイかったぁ♪
朋子さんよりも印象に残るキャラだったと思います。スタイルもいい！！
ともちんとのコンビも息があってました☆

朋子さんのれーれ。見た目、ピッタリのビジュアルでした。
できればもっと銀ちゃんを振りまわして欲しいけれど、
カワイイから許せる～（笑）。

監督のすっしーさん、ちゃっとセリフが聞きとりにくい時もありましたが…
あのムラでのおじいいちゃんキャラは拍手もの。必見でした。
助監督のあもたまさんも上手かったです。関西弁が自然・・・
聞いていて ほっとする心地よさでした。
あと・・・スポンサーのさっつんも花組とは違った役作りでおもしろかったし、
ちっすーのおばちゃん（？）もしゃべるだけで笑いがおきてました。
専科の邦さんにはやっぱり泣かされたし、玉美役のタマミちゃんはほんとにいいのー！？って
思ってしまうほど大胆なメイクをしての体当たり演技で、出で来るだけで笑わせてもらいました。
ブラボーでした。


初日の挨拶でユウヒ君が言ってたように、
確かに王子様もお姫様も出てこない・・・
どっちかと言えば あまり見た目カッコイイ人が出てこない（汗）『銀ちゃんの恋』。
でも笑いあり涙あり・・・老若男女が楽しめる素敵なお芝居だと思います。
今回は少しですが、宝塚らしいフィナーレも見れるし

全ツ版『銀ちゃんの恋』も大好きになりました。

カーテンコールも盛上がり、大盛況の梅芸2日間でした。

千秋楽の映像が今から楽しみです。