SAYONARAの日・・・(2)
はっちさんが言いました。
“おさ・・・春野 寿美礼でございます。・・・・
みなさま どうぞ ごいっしょに名前を呼んでください・・・
おさーーーーーーーーーーーっ!!”
大階段をおりてくるおさちゃんは・・・
緑の袴・・・やっぱり黒燕尾では無かった・・。
花組・・真飛聖
同期・・安蘭けい
宝塚の存在を知った私は すぐに入団を希望しました。
夢を見る楽しさを 教えてくれた 宝塚。
夢をかなえるには 努力がいる、苦しい事もある。
辛い思いも悲しい思いもする。
夢に近づいた時 うれしさがこみあげる。
そして 夢をかなえられた時 最高の幸せが訪れる。
この宝塚で たくさんの夢をみてきました。
そして 私の 宝塚での最後の夢・・・卒業です。
今まで 私を支えてきて下さいました すべての方々に 感謝の気持ちをこめて
ありがとう ございました。
ひとつひとつの言葉を確かめるかのように
挨拶された・・・おさちゃん。
すみれの花咲く頃
をみんなで合唱。
それは、今まで何度もみた千秋楽の光景でした。
でもその真ん中にいるおさちゃんは、一段と派手なパレードのお衣装では無く・・・
大きな大きな胡蝶蘭のお花(ブーケ)を持ったおさちゃんでした。
何度も何度もカーテンコールが
鳴り止まない拍手・・・。
「ついてこいよー」・・・そんな言葉を もう1度聞きたかった。
「次に進むよー」・・・・・そんな言葉も もう1度聞きたかった。
「1階のみんなー!・・・」・・・・こんな日だけど、いっしょにそんな事も・・・したかった。
・・・・・・そう思ったのは私だけ??
カーテンコールのたびに出てきてくれる おさちゃんは、ありがとうございますの
言葉を繰り返し、最後は 深々と 深々と 深々とお辞儀をされました。
大劇場の客席すべての人に 涙じゃなく 笑顔をみせてくれた おさちゃんでした。
ありがとう と言うのは 貴方ではなく 私達のほう・・・。
春野 寿美礼 というスターに出会えてよかった・・・。
― それが すべて・・・。
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
この記事へのコメント