“Shonichi”・・・(3)
- 2009/02/16 (Mon)
- 春野寿美礼 |
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気がつけば・・・今日を入れて赤坂ACTシアターは残り4公演!!
いつまで初日の報告を続けるの?ってお叱りをうけそうですが、
ここまできたら・・・続けます(笑)。
今日は出演者別で・・・
春野寿美礼(マルグリット)
すっかり・・全てが女優でした。
初めて見られた方は、きっと元男役だとわからなかったのでは・・・。
最初の暗いシーンから一転!赤いドレスで登場した時の美しかったこと!
スケールの大きい、華のある女優さんが演じるマルグリットでした。
ストーリー上、なかなか歌うシーンにならないのですが
チャイナドールを歌うそのお声・・・ただただ高いソプラノの声ではなく、
その歌声は優しくて 語りかけるような歌い方。
ソプラノでもおささんの声はとっても魅力的で 広がりがあり、
言葉ひとうひとつ、はっきりと聞き取れる心地良いものでした。
全体を通して 宝塚時代のように歌い上げる曲がなかったのが残念ですが、
楽曲はどれも美しいメロディー素晴らしくて感動しました
おささんは難曲のナンバーをとっても自然にマルグリットとして歌っておられました。
お芝居・・・よくここまで短期間に女優になられたと感心。
セリフの声も魅力的でした。いろんな声が出せるんだなぁ・・・と。
もう舞台上ではマルグリットそのもの・・・
歌もお芝居も見た目もとってもバランスがよかったです。
田代万里生(アルマン)
今まで見てきた万里生くんは笑顔いっぱいの爽やか青年だったのですが、
アルマンは一途で情熱的な若者。演技は少し力が入ってるかな?って
思いました。単にワガママで駄駄っ子(?)って思えたり・・・
でも もう少しマルグリットとアルマンの関係を時間をかけて詳しく描かれていたら・・
納得できる演技だったのかもしれません。
(とにかく、後半の展開は早いのです)
歌はさすがでした。(拍手もいっぱいもらってました。)
きっとお芝居も回を重ねるごとに良くなっていくのでしょうね。
ピアノはもうお見事!ジャズタイム・チャイナドール・・・(もっと聞いていたかった)
寺脇康文(オットー)
もっと恐いドイツ人を想像していました。
根っから悪い人では無い・・・と言う事はわかりますが、
もう少し強調して演じでもオットーの心の葛藤は十分伝わってくると思います。
(苦悩するオットーも素敵ですが・・・)
もともと舞台経験のある人なので、これからどんどん存在感を増してくるはず!
楽しみです。
歌・・・
確かにおささん、万里生くんと3人で歌うところは弱い(?)と感じました。
音はしっかりとれているし、丁寧に歌っているのですが
だからこそ余計にその分 声量が無いように思えるのがちょっと気になりました。
後半のソロ・・・これって難しいなぁってCDを聞いて思っていたのですが、
(私は好きです)CDみたいに爆発するような歌い方とはまた違う、寺脇さんのオットー。
なんか味(?)があって・・・心がある歌でした。
大阪では さらにパワーアップしたオットーを期待しています。
山崎裕太(ピエロ)
ずーっと昔、子役の頃の裕太くんしか知りませんでした。
ジャズバンドのドラム・・・(おみごと!)
ちょっとした演技、セリフの端々に芸歴の長さを感じました。
印象に残る重要な役。
コミカルなお芝居もあり、唯一笑いをとっているピエロですが・・・
軽さの中にも仲間を思う深い愛。
裕太くんを中心にすごくいい雰囲気のバンドメンバーの様子が、
出演者のブログで何度も何度語られていましたが、
舞台からもバンドメンバーの仲の良さ、信頼しあってる様子が伝わってきました。
tekkan(ルシアン)
tekkanさんの歌声は甘くてソフト・・・癒し系。
多くの舞台に出られているからか、演技も自然。
アネットとルシアンのカップル・・・とってもお似合いで、
tekkanさんのルシアンとアネットとシーンはどれも好き。
(なぜかホッとするんです。)
イライラ、ピリピリしているルシアンですが、時代背景が違っていれば・・・
その歌声のように穏やかに暮らしていたんだろうなぁ・・・
なんかふとそう思ってしまいました。
飯野めぐみ(アネット)
歌はジャズタイムも歌いあげるソロもルシアンとのデュエットもお上手で素敵でした。
声も可愛らしく 自然に耳に入ってくる歌声・・・
ミュージカルを観ているんだなぁと、飯野さんが歌うとそう思えました。
飯野さんのブログにあったスタッフのレイチェルさんの言葉がピッタリ・・・
レジスタンスとしての強さと、ルシアンやアルマンへの優しさを持っている
まさにそんなアネットだったと思います。
長くなりそうなのでちょっと休憩・・・・・。
☆KOYOKI☆
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